自転車を買い換えました

自転車にかれこれ1年以上乗ってないんすよ

 

それまでは毎日のように乗っていたし、自転車が必要な生活だったんだが

プツッと乗らなくなってしまった

 

乗らなくなってしまった理由の大きな1つには

飲酒運転があぶねぇから

 

これに尽きてしまったんだなあ

 

 

人生が辛すぎてアルコールを家に帰るまで我慢ができない体質になっていた

おっさんが家に帰るまでに酒を我慢できないようで其れとは違うのだが

 

家に帰ってから「今日が終わった」を確定するには時間が経ち過ぎる

そして、家に帰ってから飲むというのは「最大級に厭な気分」を落とすことができないと感じていたわけでね

「家に帰って飲む」というアクションではもうスッキリしない

家に帰ってしまうと「家に帰ってきてしまった」という安心感が来てしまい、その安心感がもう幾らかの汚れを落としているようで

ごっそりと落とせないというかなんていうか

 

 

そう、酒は心に付着した今日感じた厭なもの、不浄なるものを落とす心の洗剤

としてワイの中に君臨しているのだ

 

そういうことなら飲みにいけばいいじゃないか

と思うが、そこまでの経済力もないし

1人飲みをする心の強さもまた無いのである

電車で飲むのも実は好きではない

ムシャクシャした時に優先席に座って飲んで、厭な目で見られたいという時にだけ飲めるのだ

 

それに酒にあまり強くなく、缶チューハイロング缶1本で足が筋肉痛になってしまう(アルコール筋症

 

だから1本

自分の好きなタイミングで

安く

 

というとコンビニで買って飲むということになってしまう

 

自転車に乗ると言うことは

「ああ、今日はこれから家に帰るんだ」という

そして「自分だけの空間」であり

「人と隔絶された安心感」がある

 

それは全部自分の思いこみであり、全然隔絶なんてされていないのだけれども

 

それでも、自転車に乗れば心がひとまず安心はする

そのジャストタイミング

仕事場の近くの公園でも良いし

駅の近くの公園とかでも良いのだけども

時間が惜しい!

 

 

そもそも家に帰るとお茶とかコーヒーとか飲む

家で飲んでいるのもそこそこ好きではないところがある

寂しいとか、鬱鬱とかが襲撃してきはりますん

なんとなくギスギスする もう近くの道路で「殺してくれーーーー!!」と言いながら酒を飲んでしまいそうな気持ちも持ち合わせている

 

 

もっとウキウキルンルン そうウキウキルンルンなのだ

その気持ちに乗じてこの今日厭だったこと

人に沢山目で侮蔑されたこと

電車で1人だけ子供みたいな格好して出勤した恥ずかしい生命体だったこと

今日もスーツを着れなかったこと

ワイと同じ年齢の奴らはもう上司とお昼してこれからの会社のこととかお話してるだろうに

それなのにワイはコッペパン1人で駐車場でかじってること

みじめでみじめで押しつぶされそうになりながらそれでも生きていること

 

そんな事考えないで生きていたらそれでいいじゃないか

そんなことはとっくに分かっている

しかしこれはそういうものだ

なかなか拭えないくせに自然発生してしまうものだ

 

だから「それ」はウキウキルンルンのウェイが一番消せる

でも友達もいない

お金もない

じゃあどうすりゃいいかって

 

 

「帰るんだ」って安堵した時に流しこめ

 

これだってなってしまうんだ

 

飲酒運転は自転車だってよくない

警察が無灯火の取り締まりをしていないかドキドキするし

遠くから見て、あれは張ってしておる!!ポリ公おる!!もう無理!!ここでUターンできない!!!死!!!!

となった時はカバンの中に缶チューハイを隠して通り過ぎようとして

結局ポリ公は見間違えで、缶チューハイはカバンの中で横になっててカバンの中が酒だらけで死んだ

 

そんなこともあった

よくないなあとは思っていたのだ

 

そしてある日ついに自転車がポンコツ極めて壊れた

サドルは破け

ハンドルはアブラで黒ずみ

かごは錆びれてるし、破損している

ブレーキは片方壊れている

ホイールはこすれて交換しないといけなくなった

 

もういいか

もうやめよう

駐輪代でいい酒を、いい缶チューハイを買おう

 

そうだ

そうしよう

そもそも歩くことは健康にいいのだ

 

 

そうして歩くことになり

 

でもやっぱり

歩き飲みおじさんと化した

 

 

原案に「そのおこだわり俺にもくれよ」の帰宅サラリーマンの回がある

このリーマンは歩いて帰宅するのが好きなリーマンで

帰り道を愛でるリーマンで

鼻歌を歌ったり、缶コーヒーを買ってちびりちびりと飲み

どこぞの家に飼われている犬を愛でたりして最大限自分に出来る範囲で「帰路」を愉しむのである

 

自転車が壊れる少し前にこの回を読んで

もう自転車は買わないと心に決めたのだった

 

そうだもうこれをワイもやろうと

 

 

しかしこのおじさんがなぜ自販機で缶コーヒーなのか良く分かることがあった

コンビニの店員が、酒を一つだけ買うそして袋を拒否すると

心なしか厭な気分なのだ

というよりコンビニ店員が厭な雰囲気をどことなく醸し出すのだ

すっきりしないのだ

 

よく、コンビニ店員が「クソ客」とかバカにしてツイッターで漫画や体験談を語るが

コンビニの店員は態度だって横柄だ

「売ってやってる」

「こっちだって忙しいのに」

「売上にならねえクセにめんどくせえことするな」

「切手だけ買うな」

そんなオーラや顔をするし

そもそもコンビニとは何屋さんか

便利屋さんであるかというより「毒屋さん」だろう

その認識を持っていたりもするからお前らは大切にされないんだろう

コンビニ店員あるあるは好きではない

 

そしてその事を書いていれば1記事書けてしまうので本題へ

 

 

 

 

 

 

 

しかしそんなことも突き抜けてしまい、公園で酒を買い飲んで帰るようになってしまった

自転車乗っていた時には、時間が惜しいだなんて言っていたがどうでもよくなってしまった

 

帰宅おじさんすら自分にはうまくやりきれなかったのである

帰宅おじさんはまじめだ

酒の魔力には勝っているのだから

 

そしてずっとずっと自転車買わないワイに誰も自転車をプレゼントはしないのだった

自転車という高額なものをあげようとするくらいの気持ちを持った人がいないのである

 

5万円あげても

何してもあれしても好きだよと言っても自転車は買ってくれなかった

 

 

 

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上記は下書きとして200日前に書いたものでついに

こんな缶チューハイ飲み歩きおじさんでもついに自転車を買った

 

 

200日間に何があったのか

 

それは

 

牙狼が21万円勝ちを授けた

その月は26万円勝利した

その翌月は35万円負けた

 

35万円負けることは予測がついていた

 

自転車飲酒孤独おじさんに自己を大切にする能力はないし

周りも誰も助けてくれない

 

そもそも自転車すら買ってくれない周りがワイを大切にするわけがない

 

いろいろ貢いだとしても

誕生日に祝っても誰も何もするわけなんかないのだ

 

 

すべてが判り切ったので、早めに自転車を買ったのだった

 

 

前の自転車は同棲していた女にもらったものだった

とても大切に乗っていたし、乗るたびに思いでを大切にしていたようでもあった

しかし、連絡もつかなくなり、どーーーーーーーーーーせ侮蔑してんだろとかお決まりのうつ病で思い出を邪推するようになってからは、一気にボロボロになっていったようで

 

とうとうその人のことを何とも思わなくなった頃、壊れた

 

そして新しい自転車を買った頃、その人からもらったパソコンも壊れた

不思議だった

そして自転車に乗って生活を変えたら、友達が遠くに行ってしまった

 

死んだわけではないが、随分と精神状態が変わったような気がした

自転車を変えることによってこんなにも景色が変わるのか

あの自転車に積まれていたのは「業」だったのか

 

 

 

 

 

ただ変わらなかったのは

翌月28万円負けた

自転車で行けるところのパチ屋をめぐってしまった

楽しかった

 

「業」はかわらねーじゃねーかって話

いろんなものがなくなってしまっただけでした

 

 

 

この自転車に切り替えていつも思うのは

「さびしい」ということだけ

 

そして自転車を乗ると

「さびしい」がついてまわるのは「鬱病」だよと自分を虐めるのだった

 

 

 

 

自転車に乗るとさびしいから飲酒運転する日も近いのだろう