人生はビリヤニのように
あぶない刑事のパチンコを打った
50%確変を取って
継続確率99,5%の確変へ
11回転で終わり
また50%の確変を取った
99,5%を6回転で終わり
11回転で終わる人の可能性は10%
6回転で終わる人の可能性は5%
単純に10%の人が次回5%で終わる可能性は0,5%
500人に一人
東京都でコロナにかかるようなものだ
しかし確変突入率を考慮するなら2000分の1になる
コロナにかかるよりもはるかに難しい数値を食らうことになった
あぶない刑事は店員を破壊する奴にしたてる奴を製造するあぶない機械なのか
あぶない刑事は店員を破壊する奴にしたてた上で登場するようにできているのか
タカとユージに会う日も近いのか
ワイはみーたんにビリヤニを作りに行った
その前に材料を揃える為にまたインド屋に行ってきた
大変だった
ビリヤニを作る上で一番大変なのはインド人とコミュニケーションをとるところである
またはコミュニケーションを取らないところである
誰かが入っているところを見たことがない店内に入ると
前のあの不愛想な店員がズカズカと速足で確認しにきやがったのであった
確認が終了すると
すぐに踵を返して奥に帰っていくのであった
なんなんだ(なんだお前かはやめろよな 心臓によろしくないんだよインド人の顔怖いんだよ)
そしてアイテムを選んでいる時も人を盗人のようにジロジロ見てくる
自分はは早々にシンディビリヤニマサラとバスマティライスを手に取り、レジに持っていった
「フクロイリマスカ?」
と片言の日本語を言われて、『はい、ください(声が裏返る)』と答える
持ち手をこっちに向けてくれず、逆側方向に向いていた不愛想にぶっきらぼうにブツを袋に入れてドサッとも置かれた
これだよ
ははは
日本人嫌いだもんな~お前ら!
そう、日本人なんてなどーーーーせ札束で頬なぐって尊大で嫌味で傲慢な生命体よ!
ワイも嫌いだよ日本人
小賢しいよな!ひき肉になってほしいよな!ならねえええけどな!
そんで嘘つきで
バレなきゃいつまでも小さな嘘を延々と垂れ流す
嘘 つ き で
バ レ な き ゃ い つ ま で も い つ ま で も 人 を 馬 鹿 に し た よ う に 嘘 を 延 々 と 延 々 と 延 々 と 垂 れ 流 す ! !
ビートじいさんが「お前の舌は何枚だ!見せてみろ!!」と某映画で言う気持ちも分かるってもんだ
だから、自分だってインド人の前でおつりを執拗に数えるそぶりをした
それくらい日本人なんだからしても当然当然なのでありまして
インド人は侮蔑したような、呆れたような、慣れたような、異国ってそんなもんでしょとでも言えるような
厭な顔をした
ようやくバスマティライスとマサラが買えたぞ!気分洗浄にパチンコだ!
そうしてあぶない刑事を呼びかけたのだった
3万円負けた
みーたんは今回のビリヤニをこのようにご希望された
か ら く な い ビ リ ヤ ニ ! ?
それは何を意味することかはっきりと分かった
インドのマサラを100%で使用することを禁ずるということであった
はぁあああああああああ!!?
ということは
つまり
ネットに流れているビリヤニの作り方をほぼ使えないということになる
これはてぇへんだと
更にはビーフをご希望だ
インドでは牛を食べる習慣がない
つまりはカレーはインドのカレーを除かなくてはならない
マサラを使うにしてもインドの地域のマサラ以外を探さなくてはならない
パキスタンとかの料理のマサラを買わなくてはならないのだ
辛くないビリヤニを要求する
よくもまぁこんな一口で恐ろしい難易度の要求を考えるものだ
まるで料理漫画の難題をふっかけてくるお偉いさんのような
しかし将太の寿司のように人生は簡単に答えなどおっこちてはいない
それが人生ってもんだ
人間は無力
あまりに無力なのである
がしかし
カレーの壺 というスリランカカレーの素をちょうどよく見つけることができた
将太の寿司のような人生では通常ではないと考えるのなら、ワイは将太の寿司だったのだ
ワイは将太や!
正直、ビリヤニよりも寿司が正直握りたかったのである正直もある
そうしてある程度やれそうだとなったのでアイテムを揃えていった
バスマティライス 450円
グリーンカルダモン 200円
シナモンスティック 200円
クローブホール 200円
ローレル 120円
シンディビリヤニマサラ 200円
カレーの壺 マイルド 500円
牛すね肉 750グラム 1350円
パクチー 200円
スペアミント 200円
にんにく 100円
ショウガ 100円
カスピ海ヨーグルト 250円
バター 200円
玉ねぎ 200円
トマトパック 250円
じゃがいも 200円
猫のおやつのスープ 60円
猫のおやつのミャウミャウ 60円
猫のフリーズドライのささみ 480円
合計5520円
ビリヤニとはお祝い事で食べられるメニューだそうだ
みーたんは仕事を始めるから
自分はお祝いしてあげたかったし
こういうことをすると少しパチンコから遠ざけることができると考えていた
だからこういうお金のかけかたは別にいいと思っていたし
楽しい時間があるのだからパチンコに行ったようなものだと考えることもできた
みーたんという存在に感謝してさえいた
それにみーたんが喜ぶ顔を見るとパチンコ脳が少し正の方向に行くような気もした
自分の「パチンコをする」というのは、反社会的で夢や希望もない、斜めに構えた思考・思想、人との繋がりを否定し何も見たくない、殻に閉じこもるような方向性がある
それと対極に位置するのがこうした人との活動や何かをしてあげることや、人を好きだと表現するところにあり、それはマイナスの方向とプラスの方向が存在するようなものなのだった
だから大変な思いをしたり大変な料理くらいなら屁でもないのである
スーパーを何件も回り材料をかき集め、電車でみーたんちに通いそして(5~7人前)
玉ねぎ3個 2個がカレー用 1個を玉ねぎを揚げる用に使う
おろしにんにく20g
おろししょうが25グラムを作る
↓
玉ねぎを炒め、しなってなってきたら
トマト角切り2個とじゃがいも250グラムくらいテキトーにぶちこんで炒める
ある程度炒めたらしょうがとにんにくを入れ炒めて、カレーの壺マイルド味を大匙2,5~3くらいとシンディビリヤニマサラを一袋の4分の1を入れる
↓
とヨーグルト100gをぶち込む
いい具合になってきたら肉750gをぶちこんで水80~100ml加えて煮る
(しかしこの最後に肉を入れて煮込むってのはどうしても肉が硬くなるような気がしてならない)
↓
バスマティライス500gを
グリーンカルダモン4粒
クローブ7粒
月桂樹の葉1~2枚
シナモンスティック2分の1本
バター20g
を沸騰したお湯に入れてあるものにぶちこみ5分ゆでてざるにあける
↓
鍋の一番底にカレー
その上にライスを乗せ
その上にカレーを乗せ
その上にライスを乗せる
一番頂上のライスに溶かしバターを回しかけ、揚げたまねぎを乗せ、パクチーとミントを乗せ
ごくごく弱火で20分程蒸す
「おめぇらばっかりいいもんくいやがってよー猫さんにとっちゃその臭い公害クラスなんですけど!あと何日間その臭いと生活しなくちゃならないといけないんです!?フンスフンス」と言っているので、手が空いたので猫スープを飲ませ、フリーズドライのささみを猫餌に細かくちぎってまぜてあげた
スープはすごい勢いで完食してくれたが、フリーズドライのおやつは全然食べてくれなかった
いつもの餌は食わないからこうしてるのに、いつもの餌を食べてフリーズドライは邪険にされた
このカレーの臭いは猫様にとってはかなり機嫌が悪くなるようなので
後日ミャウミャウプレミアムもあげるようお願いしとくのがミソ、しとくのが吉
牛乳をコップ二杯分とレモン適量と蜂蜜適量と氷適量をボールに入れて泡だて機でガッシュガッシュ混ぜる
一体になったところでコップに注ぎ
ビリヤニをさっくりかき混ぜて完成
お皿に盛りつける時に薄く切って水によくさらした玉ねぎとミントとパクチーを乗せても彩りがきれいにな~~
そんな辛くないビリヤニを作って見事に失敗した
汗水たらしてインド人と対戦お願いしますして、そうして2時間半ビリヤニ作って
そして死んだ
確かに辛くはないのだが
味がなく
米もボソボソ
鍋をものすごく焦がし
香りはまあまああるだけというビリヤニが完成してしまった
5500円かけるならその金で焼肉食いに行ったほうが1000倍くらい良いと誰しもが感じるようなブツだった
敗因は
・米をゆでる時に塩を入れ忘れた
・前回のように米をカレーとサンドしていく際に米の上にビリヤニマサラパウダーをふりかけなかった
・米をカレーと蒸す時に米の上に米を湯がいた時の汁を適度にふらなかった
・蒸す際に火が強すぎた 前回は火を消したり付けたりして加減をしたがテレビを見てそこから離れてしまった
・ビリヤニマサラでカレーを作らず、カレーの壺でカレーを作ってしまったので、想定された塩分濃度にならなかった(インド人特有の味の素バッサバッサ振りかけるようなものがマサラに入っていたのかも?)
・米が多すぎた500gではなく300gでもよかったかもしれない。もしくは米を一番下にしいてカレーを焦がさないようにすることによってカレーをもっと全体にいきわたらせることができたのかもしれない
失敗の項目があまりにも多すぎた
まるで自分の人生のようだね
============<以下ダークサイドモード>==============
微妙な空気の中
ワイは
カレーを作った
カレーの壺を使って、カッチカチの肉をビリヤニからほじくり出し、焦げた部分を削いで捨てた
硬くて飲み込めないから小さくカットした
こびりついた米を取る為に肉を洗った
こんなにも自分の作ったビリヤニを冒涜するとは思わなかった
今日はいい日になるんだと思っていた自分がこんなにも北斗神拳食らった人くらいの崩壊を喫するとは考えもしなかった
薄暗い気持ちになった
自分の子供が失敗作だったらこんな気持ちになるんだろうか
精神科に行かせるということがあれば、こんなビリヤニの肉を水洗いする気持ちみたいな気持ちになるんだろうか
みじめだ
自分は今瞬間この世で一番みじめなのであった
そしてもうすべてが嫌々になりながら
テキトーに玉ねぎとトマトを炒め、ビリヤニマサラをテキトーに入れて、ヨーグルトをテキトーに入れたカレーが爆誕した
精神科に入れた子供はこんな風にテキトーに育てるようになるんだろうか
そのカレーをかけたもうビリヤニではなくなった
いわば、優秀ではなくなった壊れかけた子供を
おいしいと言ってくれた
も、どーーーーーーーーーーーーーーーーーでもよかった
それはビリヤニではないのだから
「子供を殺してくださいと言う親たち」の気持ちだろうか
とても面白い漫画なのだった
死んだ世界で自分らは死んだビリヤニを食べた
そして
家に帰ってきたらこんなメールが届いた
「ごめんなwww
私が東京理科大卒ってのは嘘なんだはwwwww
今日のビリヤニがあまりにもおいしくなくてもういいかな!いい加減滑稽になってきたしそろそろほんとのこと教えてやろうと思って言っちゃったよwwwww
NDK????wwwwwwwwwwww」だってさ
(実際に来たメールの内容は違いますが、要約するとこうでした)
なんで自分は
5年間、ずっとみーたんに嘘を吐かれ続けなきゃならなかったんだろうな
はい
いつものですね
もう一生裏目ですね
あのビリヤニの上にカレーをかけたように
厄日の上に厄日をかけたというものでしょうか
自分の人生のように、何をしてもダメ
金を使って
勉強してシミュレートしても本番が思わぬことになって失敗する
擁護してもイマイチとしかされないどうしようもない本人の人間力
一緒に作ったラッシーだけがおいしくできた
誰でもできることは人と同じくらいできる
所詮それくらいの人間力
凡夫、稚拙、低知能、無力、無駄、無謀
猫さんに好かれても人生がよくはなっていかない
所詮は「獣」だ
猫なんて糞と同じだ
みーたんはワイに5年間嘘を言い続けてきた
つまりは
パソコン関連の仕事に就いていたことも嘘だし
お祭りの時に難しい本を見て「私こういう本読むのも好きなのよね」と言っていたのも嘘だ
個人的に仕事を請け負っていたサイト更新の仕事の話も嘘だし
机の上に置かれた東京理科大の学生証は小道具だった
それはそれはつまり
パソコン使う仕事関連で自分にアドバイスしたことなんて嘘だし
自分がC言語教えてと言って、「いいよ」と言ったこと、机に座らせてC言語書かせてメンターみたいに見てたことも嘘で知ったかぶっただけでやり過ごしただけ
終わった後にそのスリルを楽しんでいただけ
お金が働いていないのに結構あったのは、昔働いた金と言っていたが、知り合ってからぜんぜん働けていなかったからおそらくもう風俗ではたらいていたんだろうなってこと
全部全部全部嘘だらけだった
会って話をするときに必ずどっかで何回かは毎回嘘を言われていたのだ
この5年間ずっとだ
どういう気持ちだったんだろうか
一回一回レポートでも取ってツイッターで馬鹿にしたりして晒したのだろうか
そういう趣味があったとしかもう思えない
みーたんを尊敬してみーたんみたいに強い人間になれたらいいなとか、犬ころみたいにへっへっワンワンと吠えながらそんな事を考えながらみーたんに追従した労力も時間も何もかもが意味がなく
5年、その間ろくに働いてない期間が長くて
仕事をちょいちょいしては辞めるということがあっても
辛抱強く見守りたいだとか、昔頑張っていたからその実績があるんだからきっとよくなるだろう
きっと二人の未来はよくなるだろう とか
そんな事を少しだけ考えることもあったんだ
自分が彼ではなくなって、みーたんに彼ができても別によかったし
ゴールはそこではなかったしよかったんだ
別によかったんだよ
早くに言ってくれれば、違うゴールを見る事や考えることだってあったんだと思う
もうねえんすは
今分かったことがあるとするなら
それは一言で片づけることができる
その一言は
「ウケル」
なのである
この言葉を発明した人に花束をお送りしたい
ねえよ
びた一文ねぇんすは もう
東京理科大卒じゃなきゃ
頑張ったことがある下地
そんなものがねえんすは
いつ辞めるかも当たり前なんすは
故に、今日祝った祝い事なんて
ねぇんすは
ビリヤニがなぜ失敗したのか
もしかしたらこういうことがあって
引っ張られる形で「無」になっていったのかもしれない
裏目なんすは
もう、何もかも自分にはねぇんすは
すべてが裏目になるように設計された世界でしかねぇんすは
あぶない刑事のパチンコを打った
50%確変を取って
継続確率99,5%の確変へ
11回転で終わり
また50%の確変を取った
99,5%を6回転で終わり
11回転で終わる人の可能性は10%
6回転で終わる人の可能性は5%
単純に10%の人が次回5%で終わる可能性は0,5%
500人に一人
東京都でコロナにかかるようなものだ
しかし確変突入率を考慮するなら2000分の1になる
5年間ずっと嘘を言われ続ける人にぶちあたる可能性というのはどれくらいの可能性なのだろうか
どうしてこんな人を自分は引かなくちゃならいのだろうか
パチンコの確率が
あのあぶない刑事の確率が
たとえ2000人に1人だとしても
これを引くのが当たり前だとしたら
それは
パチンコってなんだ わるくねーじゃんHAHAHAHAHAHAHAHA
と結論が出たのだった
そうだ
パチンコは悪くないのだ
こんな引きをするワイが悪かったのだ
こんな引きは自分あるあるなのだ
だから脳をパチンコで洗浄しにいってもいいのだ
その時にいくらありえない数字が出ようとも
それはそこにあるのは「どうせビリヤニ事件の自分」なのだ
自分はあぶない刑事をする前から人間的に欠陥のあるあぶない奴だったのだ
もうビリヤニなんて作りたくないね
作らねーーーーよバーーーーーカ!ビリヤニなんて鬱製造機じゃねーーーーか!!
”パチンコ王”に ワイはなる!!!!!!!!!!!
完