囚人やめました

囚人をしていた

 

資本主義の世界では、怠惰でいると収容所にブチ込まれるようにできているのである

だからどこにも行くところがなくなって囚人になった

 

みんなみんなここに来るのは怠惰の罪で来ている

怠惰の罪のないものは「人間性」が認められ、「人間」として見られる

「社会」というシャバで生きていてもいいよ と認めてもらえるのだ

「シャバ」というのは塀の外のこととか、我々が過ごしている普通の世の中という

そういうものでもない「シャバ」は存在する

 

厳密には「シャバの仕事を持った人」と「シャバの仕事を持てなかった人」

と分かれることになる

「シャバの仕事を持てなかった人」とは、居ても居なくてもよくて、いつクビになるかも分からず、それは1ヶ月後とかそんなことかもしれないことで、責任もなければ発言権もなく、毎日毎日気が狂いそうなくらい簡単な仕事だけを押しつけられる

そういう人のことだ

それは資本主義社会の罪人であり

それはやはり資本主義社会的な「囚人」なのだ

 

 

世の中、歩いていると不思議なことを頻繁に目にする

平日だというのに、クソ台の4パチを打っているジジイ(パチンコをやっていると分かるが、年金では4パチをする余裕がない。ましてはクソ台を打つ心の余裕なんてもっとない。

 

明らかに服装がドンキで買ったような安っぽいものを身にまとっているのに、寿司とかガンガン買ってるジジイ

 

どうして君らはお金があるのかい?

年金だけでは説明がつかない行動ができるんだい?

どうしてそんなにしょっちゅう癇癪を起しても余裕なんだい?(そんな自分がこれからも生きていける自信がどうしてあるんだい?

 

そんな答えの1つがこの収容所なのだろう

まっとうな若者は早々に辞めていった

腐ってなければこんなところには収まっていられないのだった

ワイも腐りきっていた為にここに居れるだけ居てしまった(居てしまえた

 

大量にクリーチャーどもはここにやってくる

多くはジジババだが、若い男女もいるし、病人もいる

 

しかしほぼ全員が資本主義的な「囚人」なのだった

 

 

今日はそんな中で、お目にかかったクリーチャーを紹介しようと思う

 

・香水くさすぎBBA

「臭いんですけど席を移動してもらえませんか」と、お願いしたらもう午後からいなかった。

即座に上司に席替えをお願いしたらしく、翌日どこか違う席にいった

風のうわさではワイの悪口をめっちゃ言ってるらしい

 

 

 

・話しかけて返事ないとガチギレジジイ

廊下を歩いていたら後ろから「あんちゃん身長たかいのう!いくらあるん?」と話しかけて来た

『シラネw』って答えると、周囲10mくらいに聞こえる声で「あぁッ!?!?」とガチギレ

特にそれ以上は絡まれることは無かったが、こういう瞬間湯沸かし器みたいな人は結構いる

 

 

 

・トイレ入るドア必ず全開にしていくジジイ

「ドアノブきったなくてさわりたくねーやwww」って言いながら、トイレのドアを全開にしていくジジイである。男は立ちションする生命体なので、しているところを廊下を歩く女性に見られることになる。そのことが分かっていてしているのである。毎回ではなくたまにするので、どうやら喧嘩がしたいのだろう。しばらくの間こんな生命体でも生存できる、それが収容所である。

 

 

・人に背を向けていないとダメヘイトBBA

ワイの隣に一時期いたBBA

ともかくヘイトの塊なのである。PCが自分の正面に向けるように設置されているのに、線を全部引き抜き、本体をワイとBBAの間に立てるような形で置いてその上にファイルを入れる箱を立てるというヘイトっぷり。

ババアは席換えとなったが、たまにこちらのブースに来ては勝手にモノを移動させてそこでやらなくても良い作業を始めたりして邪魔だった。

食堂で見かけた時は端っこで壁に向かって丼を持って食堂にいる全員に背を向ける形でご飯を食べていた

いや、そこまでヘイトするなら食堂を利用するなよという話である

「私な、もう来月から仕事きまってんねん。こんなとこもうこらんですむわぁ」とか言っていたので

地元でもないところでも「○○モンがよw」を大事にして生きているのだなあと侮蔑した

翌月になる前に消えていった

 

 

・キレぼやきジジイ

しょっちゅう1人で仕事の愚痴を仕事中にぼやいているジジイである

仕事してくださいねと言われたら深いため息から始まり

なんかミスとか間違った操作をしてしまった時には必ず「なんあんだよお~、あぁ~」なんて言う

毎日毎日毎回毎回キレぎみにぼやく

ミスがあっても当然人のせい(よくミスる(そんなのマニュアルにありませんでしたよ?とか平気で言う

絶対に謝ることがない(マニュアルにここありましたよ!と指摘しても「あっ」しか言わない

一度あまりにうるさかったので机を脚でどついたら

「うっせぇ!うっせぇうっせえ!なんあんだよなんなんだよもう!うっせ!!」って高速でキレぼやいた

ぼやく以外は特に何もないが、仕事をする気もない

 

・何か理由つけては女と話したがるジジイ

何でもいいのである

箸が転がれば「ねえねぇ!今箸が転がりましたよ!見てました?不思議ですよね~!」と話しかけてくるジジイなのである

何か変更があれば分からないフリで説明を聞きたがり、ニュースで何かあれば話かけ、間違いがあると指摘されればそこからずっとねちねち分からないフリをして何回も同じ説明を聞く(復讐?)

すぐに消えた(こういうのはクビになるようだ

 

 

・ゲロで運ばれて復帰後またゲロ吐いて消えたBBA

誰でも面接もなしに大量に入ってくるので車いすのカタワでもいいのである

しかし仕事中に突然ゲロ噴いて車いすごと倒れて強制送還

しかし翌週何食わぬ顔でまた来たが、またゲロを噴出し、車いすごとまた倒れてそれ以降は姿がなかった(死んだ?

1つ分かることは、このBBAには「迷惑だから」というものの前に「金欲しい」だけがある

 

 

・周りの悪口言わないとダメBBA

この収容所に居る大体のBBAがコレ

人の情報とか入ってくるとすかさずそのことを持ち出す

ワイにも「どこに住んでるの?」「最寄りは?」なんて事はしょっちゅう聞いてきた

「シラネw」と答えることに徹した

 

 

・帰りストーキングおっさん

周りの悪口言わないとダメBBAのグルおっさんである

周りの悪口言わないとダメBBAの犬とも言える生命体である

人をストーキングし、どこに住んでいてどの店に入ったなどの情報を提供し結束を固める寂しいおっさんである

ワイもパチ屋に入った情報をA駅というパチ屋とB駅というパチ屋と2種類も知っていたことから

かなりの頻度でストーキングし、かなりの距離をストーキングしていると思われる

どうしてこんな情報が分かったかというとこんな職場だからこそ「もう辞めるしブチ撒けてから辞めるわ!」みたいな人が居り、それでわかった

周りの悪口を言わないとダメBBAはここにいつまでも居たいと切実に考えており、誰でもいいから追い詰めて辞めさせたいという思想持ちなのであり、水面下の汚い争いがいつも行われている

人のいい何も社会のことが分からないルーキーなんかはすぐに餌食にされる

その為、このオッサンは非常に人気が高い

そして仲良くしている光景は非常に気持ちが悪い

 

 

 

・ともかく女で周りを固めないと気が済まないおっさん

権力を持ったおっさんは座席や発言権を持つ人をともかく女の子で固めたのだった

「腐敗した社会というのはどこも下衆さは同じなんだな」と思わせてくれる

気分は「ヒエラルキーが高い高校生」であるが、見た目は太ったゴブリンである

毎日毎日ゴブリンの相手をするのが収容所に来てしまった若い女の子の仕事で

ゴブリンはゴブリンなので日本語が不自由な為に、作業内容を伝えても周りに正確に伝わらないのが特徴であり(爺婆どもも聞く耳を持っていないが)

そのことを周りに癇癪し、その癇癪した溜飲を下げることがゴブリンの相手をする主な仕事内容である

 

ゴブリン相手だからと朝礼で起立をしない方が一定数いる(ワイもそうでした

 

 

・仕事できないくせに喋るのやめれないBBA

仕事を覚えようとかそんな気は一切ない

学生気分を持ち出し、学生気分を何よりも大事に、学生気分を注意されれば注意した人をネタに誰かと喋る性根がおかしいBBA

多分生涯そうなのだろう

囚人らしい囚人とも言える

 

 

・バックレ兄ちゃん

まともな思考ではあるが

仕事復帰するする詐欺を繰り返し、迷惑を散々かけた挙句音信不通へ

「今っぽい」とも取れるが、こいつが普通の社会で活躍することがあるのか?というのも謎である

 

 

・仕事の正確さよりおまえに負けたくねー!スピード重視BBA

プライドが異常に高く、どんなことがあっても作業ではワイよりかは頑張っているとアピールしてなきゃムカムカしちゃうババアなのである

その為、間違いが異常に多い

そして何より不正を多用する

まともにチェックもせず、かかった時間を必ず嘘を書く

休憩中に作業を自分だけ始め、自分の仕事量のかさ増しなんかしたりもする

 

このババアはズラである

 

 

・期間更新可否を周り聞きまくる不安兄ちゃん

期間更新の時期になると必ず現れる兄ちゃんなのである

ジジババも聞かないこともないが、この兄ちゃんはどうもマウントを取りたいようなのである

「うそ!更新ないんですか!問い合わせたほうがよくないですか!?自分でも更新あったんですよ」なーんて人を心配したフリをした、絶対に揺るがないことを揺らぐかのように嘯く

ここで問い合わせると

周りに「問い合わせたらしいよ」と更に言い広めマウントを取るのである

最終的にこいつは「更新ないんですか?」と聞かれ

「俺、次決まってますから へへ」と言って消えた(ここに来てる人間が次簡単に決まることはまずない

 

・アニオタアピ姉ちゃん

出社する時のバックや小物に必ずアニメグッズをしのばせる

寄って来た気持ち悪いオッサンを虜にし、イキるという高度なプレイングをする

オッサンと一緒に居る時にいろんな人に「うわぁきしょ」みたいな目で見たり、悪口を言ったりしているが、オッサンがいなくなると下を向くかスマホを見ることしかできなくなる

なるほど、ここにしか居場所がなかったんだな

と思わせる生命体である

 

 

・いつもどこでも小走りおじさん

かなりの人数がいる

怒られて止めることはない

常に小学生の心を忘れてはいない

 

 

・おまえに仕事勝てねーし仕事やる気無くした!作業スピードダウン勢

これもかなりの人数がいた

しかもグルなので性質が悪い

席替えがピンポイントで行われるとそういう行動に出るのである(ワイは何回も喰らった

 

それが流行っているのか度々「全体の作業スピードが落ちてます」と注意喚起や伝達が来ることになる(元々クッソ遅いんだから今更言ったところで早くもならねーだろという話でもある

 

「人に厭な思いをさせて辞めるように持ってく」という水面下の戦いの1つ

 

 

・食堂で「マスクつけてください」吠えまくるあたおか女子

「人に厭な思いをさせて辞めるように持ってく」という水面下の戦いで頭がおかしくなってしまったのだろうか

食事を済ませた囚人に間髪を入れずに喚く

その速さたるは、つまようじで歯間をほじくることも赦さぬ間である

コロナだからという理由を楯にイキるヤンキー系?女子なのである

 

「自分がまだ食事中」「おまえきたねぇんだよ」「常識あんのか」

これをアピールしたいのだろうが、なにぶん姿勢が悪く友達と話している内容もクソ

 隣の席にヒジを起き片足を組んでラーメンを食う、箸でジェスチャーを取る

内容は家庭内不和みたいだが

「そりゃそうだよな」しかならない哀愁がある

 

好戦的なのだろう

食堂には来なくなった(出禁っぽい

 

 

・連まないと精神が安定しない勢(若者

いつもどこでもいつメンと一緒!

どこでも待ち合わせしてから行動が開始される

 

大学のキャンパス生活のようだが非常に見ていて痛い

 

 

・わざと間違え復讐ゆるふわ女子

間違えて注意され、「はいはいっ!」とは言っていたものの

説明が終わり、注意した人が背を向けた時にニヒルな笑みを浮かべたのを見た

 

ここに来る人間はどいつもこいつも怖い

 

 

・食券ストックBBA

食堂の食券を沢山買い漁りそれをしこたま詰め込んだ財布をみんなに見せるBBA

こんなBBAが存在してしまう理由の1つに

食堂で食事をしているのは「見下す為」という方々が一定数居る為ではないだろうかと推測される

 

例えば、カレーだけを注文するのではなく

カレーにサラダを付け、更に小鉢とデザートを付ける70代女性とかがいる(他のパターンも勿論ある

当然どれも中途半端に残し棄てる

こういう食べ残しが非常に見られるのである

 

恥ずかしいから注文するというのであれば、そのうち食堂に来なくなる

何故なら「恥ずかしい」くらいの気持ちなら「もういいや、食堂いくのつまんね」となっていくのが普通だからで

そうすれば食堂はそんなに混まなくなるだろう

 

そんなこともなくいつも混んでいて、それでゴミ捨て場がいつも食べ残しでいっぱいなのは

「恥ずかしいから」という理由が少数派であると言っているようなものである

 

そうなってくると

「私はべつに貧しくないですから」とアピールする人も居てもおかしくなく

そんなに注文はしていないけど、食堂の食券を沢山買い漁った財布をこれ見よがしに開いた状態で置きながら食事をしたり、わざとらしそうに眺めて何を頼もうか考えるフリをすることで食堂での重圧から逃れようとする高度なプレイングをする人も現れるのである

 

しかし、食券を大量に買われて注文をされないをされると

買われた日のロット数が合わなくなり、食券が売り切れているのに料理がない状態になり

それを後日使用されると、他の人が食券があるのに注文したらもう料理がないという事態になるのでハイパー迷惑極まりないのである

 

しかしそんなこともそんなババアには関係ないのだ

 

 

それが収容所であり、それがここに来た囚人ってもんだから

 

 

 

だから会社に匿名でメールや電話をかけ、苦情を言う輩がいたりもするし

契約が切られても「また応募すっから!ずっとここにいるよ!今月後半から別の部署!」と喜々として語ってもしまう輩もいる

 

ハハハ、毎日が冗談みたいだった

(頭が)おっかしい

1年の大体を「寝てる仕事」なのになここは

 

 

 そんなこんなでここに居て勉強になったのは

・腐った人間はかなりの人数がいて、収容所という住み家がある

・腐った人間は街からこれから消えることは無いのかもしれない

・人間はどんなに追い込まれてもどんなに「シャバな世界」から追放されても食べることはできる

・こういう人たちが方々で色々過大広告もいいとこなアピールを面接で繰り出したり、間違って採用なんかされるから一回人生はずれるともうまともなとこからは信用してもらえなくなるんだろう

・ワイも人生終わったんだな

 

ということだった 

 

 

囚人が終わり、失業手当を貰うことになったが

新しく仕事を見つけていく自信がない

ワイはこいつらと同じで、こいつらと同じように見られる

もう社会的に死んだのだ

 

じゃあこの収容所に戻るのか

それは今は考えたくもなく将来したくもない

 

 

燃え尽きたなぁ

ワイは・・・真っ白な灰になっちまったよ・・・

 

それからはもう酒とゲームしかしなくなったという

 

 

 

本物の囚人と同じだ

シャバに出ても認められないし、何もすることもないのだ

 

 

 

さようなら