おいしいビリヤニがあると聞いて

およそ2億年前のクリスマス、そいつと喧嘩をした

 

その前から喧嘩しては離れてということを繰り返していた二人だったが

どうもクリスマスもうまくいかなかった

 

理由なんて忘れた頃

つまりは「楽しいことがしたいお年頃なのンンン~が頭を埋め尽くした」頃

つまりは2億年が過ぎた頃

ビリヤニを作ってほしいと要請が来たので作りに行った

 奴もどうやら「楽しいことがしたいお年頃なのンンン~が頭を埋め尽くした」ようだった

 

 

しかし「楽しいことがしたいお年頃なのンンン~が頭を埋め尽くした」は重篤な脳障害である

 

 

 

それがいけなかった

 

今日はそんな「いけなかった」自分がしでかしていった材料と作り方を紹介するぜ!!

 

 

すっかり「楽しいことがしたいお年頃なのンンン~が頭を埋め尽くした」脳味噌のワイは意気揚々(躁状態)とインドの調味料屋さんに向かったのだった

 

そいつの希望通りにマトンビリヤニを作ることにしたのだが

この日本というのは、マトンというのが手に入りにく国家であること

そして

先にカレーを作ってバスマティライスを上から乗せるスタイル

炊飯器で作ってしまうスタイル

カレーとごちゃまぜにして炊いて作ってしまうスタイル 

偽物だとか本物のやり方だとか話が交錯し脳を破壊し

ビリヤニの作り方を見れば見る程よくわからなくなってしまい

 

「ガチ」を作らなければいけないんだと脳死した

そして気がついたらインド調味料屋に居たのだった

 

 

ワイのやり方は

カレーを作り カレーを取り分け

まあまあの量のカレーを一番下に敷いて上にバスマティライスその上にビリヤニスパイスをふりかける

その上に少量のカレーを

その上にフライドオニオンを乗せ

その上にまたバスマティライスを乗せてフライドオニオンとビリヤニスパイスを

それを蒸しあがったら仕上げにギーをまばらに乗せてさっくりかき混ぜる

 

しかしカレーとは?マトン用のカレーとは?

そもそもマトンとは

って話になってきてしまい

 

店内で不意に「ふぇええ~正直すまんかったのでしゅうう 泣」

 

ってなっており、帰ろうか

もうどうやって依頼者を誤魔化そうかと躁鬱の鬱の部分がやってきた頃

インド人かわからん日本語ぺらぺらのインド人が話しかけて来た

「何かわからないことアリマスカ?」 

 

マトンカレーと

マトンビリヤニをつくりたいんですが

あとバスマティライスをください

 そして

 

もぅイェース!イェース!!エニシングおkkkkk

 

 

ってなってしまい

気がついたら

おすすめのミートカレーマサラとバスマティライスとはパッケージに書かれていない果たしてバスマティなのか何かのインディカ米なのかよく分からない米500g

念願のマトンビリヤニマサラを手に入れた

 

何故か分からないが、マトン肉を勧められたのに脳の作業領域が限界だった為か断ってしまい、後で同じ店に行って買った

 

そしてそんな調子で再びエニシングおkkk侍と化してマトン肉を手に入れて来たのであった

 

インド人は目が怖い

ともかくこれに尽きる

 

 

 

さてそうして苦労して背中に汗を流して食材を集めてきました

インド食材店から

骨付きマトン肉1キロ 960円

ミートカレーマサラ 350円くらい?

マトンビリヤニスパイス 350円くらい?

バスマティライス500g 450円

 

カルディからホールスパイス

カルダモン

黒コショウ

クローブ

シナモン

ギー  1280円(高くてワロタ

あと、ココナツパウダー

 

あとはスーパーで

しょうが

にんにく

玉ねぎ

トマトホール缶

ヨーグルト

水(せっかくの料理なので水道水では作りたくなかった

 

 

合計5000円が

 

 

死んだ

 

 

 

 結論

カレーが破滅的に辛く

そしてマトンが破滅的に硬く

そしてバスマティライスが全てを埋め尽くす的に増えた

 

世界が終わってしまった

 

 

しょうが3分の1かけ

にんにく7片をすりおろし

ココナッツパウダー20g程を混ぜ

アメいろまで炒めた玉ねぎにブチ込んで

ミートカレービリヤニをぶちこみ

ヨーグルト少量とトマトホール缶をぶちこんで炒めて

そこに一旦下ゆでをすべきか悩んだすえにそのままブチこんだマトン肉

炒める 煮ているのか

まあ水を270ccを入れて水分を飛ばすくらい煮るのだ

どうでもいい

問題は味だ 臭いはとってもよかった

インド雑貨屋と云う感じで最高だった

 

しかしそこに居たのはインド人でしかなかったのであった

 

もっと言うのならばユーチューブで「インド人に激辛ぺヤンを食べさせてみた」内、

口いっぱいに麺をほおばりながらおいしいね って言っているインド人が

鎮座していた

 

 

ワイ症、ケチャップで味を調えトマトホール缶を更にたくさんブチ込みヨーグルトを少し加えた

 

 

我々はインドを出国し、南へ向かった

しかし行けども行けどもインドから脱出できず

結局ヨーグルトは400g全部ブチ込んでしまった

我々はフィリピンのあたりまで来たようだった

 

そこに来て

バスマティライス500gを全てゆでてしまったら予想以上に増加

 

おいしいマトンビリヤニを求め、インドを彷徨いフィリピンにまで来た頃世界は崩壊した

 

14人前くらいの米になってしまったのである

もうどうしてもカレーと量が合わないのである

 

 

もうどうしていいかわけがわからないよwwwwwwwwwwwwww

 

どうしてwwwwwwwwクリスマスに喧嘩をした二人が2億年ぶりに会ってビリヤニをささやかに楽しもうとしたらこの仕打ちなんですかwwwwwwwwwどうしてワイってもうこうとしか進んでいかないんdねすかwwwwwwwバスマティライスどれくらい湯でたら何人分になるかってのをサイトが書いてくれないトラップだったのですか見た目以上に膨らんだのは本当にバスマティライスだったのでしょうかwwwwwwwwハライテェwwwwwwwwwwww

 

500gって3カップちょっとだろ?

日本の定規では計れなかったのである

 

もう

我々は現実を見ないことにし、そこそこの米を掬い、蒸して

できたビリヤニを食べた

 

おいしいけど辛くて胃がジリジリとアトゥウゥイ

 

教訓としてはこうである

・ギーは日本人には要らない。バターで十分

・マトンビリヤニが本場で王道だからってカッコつけると大ダメージを負う

・だからビーフビリヤニでいいんですよ所詮日本人

・食べやすいカレーで作るのが日本人にはいいんですよもう(スーパーに置いてあるよく見かける奴でいいんですよ

・マトンは下ゆでして食べやすいように切ってからカレーにぶちこめ。硬くて野生の獣みたく肉を喰うハメになるぞ

・バスマティライスは200gでいい

・インド人にイエスマンになってはいけない

ビリヤニだけではなんとなくさびしいのでやはりライタと別皿に取り分けたカレー、そしてインドのニンジンドレッシングがかかったサラダも添えたい

・バスマティライスを湯でる際に使用したホールスパイスは全然足りないのでもっとバンバン使えばよかった。あとローリエも入れるべきだった

 

 

大量のゆであがったバスマティライスと大量に食べ残したビリヤニを9カ月ぶりに出逢った女の家に置き去りにするワイ

 

甲子園の土を涙ながらに持って帰る野球部

全然違うけど心は似ていた

 

 

激辛ビリヤニおよそ8人前

放置したバスマティライスは6人前

 

もう終わった

20XX年、世界は核の炎に包まれた ウェへへ

北が打ちたい

 

これが「楽しいことがしたいお年頃なのンンン~が頭を埋め尽くした」が引き起こした大惨事だった

 

 

 

 

次は焼肉を期待している

それか次は春巻きがいいかな

 

 

あいつはそう言ってくれた

しかしワイはこう思っていた

 

 

ビリヤニまた作りたいな

 

 

 スパイスがヒャッハーゾーンに突入させたのか

増えすぎた米がヒャッハーゾーンに突入させたのか

 

とりあえずは

甲子園にまた行きたいなと思う少年の心だったとしておいた(躁→鬱→躁

 

 

 

 

※もう「ヒャッハーゾーン」は今の北にはありません